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第2回コラム 「大人の発達障害」

 最近、メディアの注目もあり「大人の発達障害」という言葉をよく耳にします。これは大人になってから障害を持ったということではなく、生来の特性が大人になってようやく明らかになったということになります。重度であれば幼少期で判明することが多いと思われますが、軽度であれば気付かれないこともまれではありません。現代社会では、大人になるにつれて考えることやしなければならないことがだんだんと増えていき、処理する情報量が複雑かつ膨大になります。そのため、大人になるにつれて社会・生活環境に適応できなくなり、障害が判明するということが増えています。

 発達障害と言われると、否定したくなったり、悲観したくなったりする方もおられるかもしれません。簡単に言うと、発達障害とは生来より能力上の偏りがあるということですが、何もできないということではありません。極端に苦手なこともありますが、逆に他者よりも秀でている部分もあるのです。能力のバランスや得意不得意の問題であり、できることは多岐にわたります。もちろん能力を向上させていくこともできます。自身の特性をいかに理解し生活していくかが大事になります。

 発達障害は問診や心理検査により診断していくことが一般的です。心理検査では自身の特性をより詳しく知ることができ、検査をするだけでも生活に役立てられることがあります。症状によって薬物治療を行うこともできます。生活にお悩みの方は是非ご相談ください。